2016
06.16

1Dayインターンシップ体験記@三星毛糸

お知らせ, MITSUBOSHI1887

こんにちは。デザイナーの伊佐です。

今回は、先日三星毛糸へ1Dayインターンシップに来られた村井紗恵さんの体験記をご紹介します。

村井さんはイギリスのBath Spa Universityでアート&デザインを学ばれ、現在は美術館で働かれています。私と村井さんは日本外国語専門学校の先輩後輩にあたり、デザインに関わる仕事を希望されていた彼女に今回インターンをご紹介しました。

事前にテキスタイルデザインのアイデアスケッチと、ソーシャルメディアの活用方法リサーチというテーマで準備していただき、インターン当日は社員や社長へプレゼンを行ったり、ものづくりの現場に身を置きながら実際の仕事の流れを体験していただきました。

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〜1日の流れ〜
①課題の確認
②MDマップ作成
——昼食 ——–
③工場見学
④撚糸屋訪問
⑤ストールの房抜き
⑥社長へプレゼンテーション
——終了——–

①②課題の確認・MDマップ作成
インターン前に頂いた課題で、手描きで用意した柄デザインをPhotoshopでデジタル化する作業を行いました。伊佐さんの作業を見ながら、MDマップ(マーチャンダイジング・マップの略で、コレクション全体を把握するための一覧のこと)とは、など基本的なことから教えていただきました。
全てデジタルに頼ることが良いという訳ではなく、手描きの良さを残しながらも、クリアに自分のアイデアを相手に伝える大切な工程だと感じました

③工場見学
想像もできないほどの大きな機械がいくつも稼働しており、もちろんそこに見える生地も初めて見る大きさと長さ。
社員の方々に見守られながら、機械の音に合わせて生地が踊っている様で、それは圧巻でした。

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④撚糸屋さんへ訪問
45kg分の糸を倉庫から運び出し、撚糸屋さんへ。仕入れる糸は小さい芯に巻かれている状態で、ここは機械で編んだり織ったり時に、必要に合わせて巻き直しをしてくれる場所。
ひとつの物が出来上がるまでには様々な人の力があってのこと、改めてそう感じさせられた場面でした。

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⑤ストールの房抜き
伊佐さんが慣れた手つきで真っ直ぐに裁断した生地を、房抜きをしてストールへ仕上げる作業。
ひとつひとつ手作業で行われていることには驚きましたが、この時間はストールと向き合う貴重な時間だと思いました。お客様の手元に届けるために、丁寧に作業を行い送り出す準備の時間。もしこれが自分がデザインしたものだったら、より一層込める思いが大きくなるだろう、と夢が膨らみました。

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⑥岩田社長へプレゼンテーション
柄デザインの課題とは別に、フェイスブックとインスタグラムの活用法について調べていたものも発表しました。社長から頂く言葉は気付かされるものばかりで、もっと学び吸収していきたいと思いました。
中でも一番印象に残った言葉は「相手のことを考える。」当たり前の事のはずが 必死になるあまり自分の中だけで解決し、発信していた部分がありました。それでは何も相手に伝わらない…何をするにしても常に心の中に留めておきたいです。

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伊佐さんのお仕事は「デザインだけ」や「販売だけ」などひとつを担当するのではなく、「デザインから販売まで」のすべての工程に関わってお仕事をされていました。「大変なことも多いけど、十分過ぎるほどにやりがいがある。」とおっしゃっていた事が今回のインターンで少し分かりました。

盛り沢山の内容で1日が終了し、振り返って見ると何をするにしても「楽しい!」が土台にありました。そう思えた体験・時間を頂けたこと、本当にありがとうございました。(村井さん)

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お仕事のお休みを利用して、遠く香川県から来てくださった村井さん、どうもありがとうございました!
三星毛糸ではこのように将来一緒に働きたい方、インターンシップをご希望の方からのお申し込みを随時受け付けています。ご興味を持たれた方はぜひ info@mitsuboshi1887.com (担当:伊佐)までご連絡ください。

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