2016
02.01

mikketaお客様インタビュー「あなたのmikketa教えて下さい!!」vol.3 神山悠子さん

お知らせ, mikketa

1. プロローグ
第三回目のお客様は、カラフルなファンシーツイードが人気のブランド「coohem(コーヘン)」で知られる山形のニットメーカー・米富繊維株式会社で、編み地のデザイン・サンプリングを担当されている神山悠子(かみやま ゆうこ)さんです。

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(神山悠子さんとmikketaのボードS)

 

2.「一目見て気に入った」私のファーストmikketa
(伊佐)神山さんはmikketaはどうやって知りましたか?

元々は、ロンドン留学時代の友人でもあるスタッフの伊佐さんのfacebookから知りました。写真で見た第一印象は、繊細さとレトロポップな雰囲 気がとても素敵だと思いました。東京出張の際に訪れた代官山蔦屋書店で開催されていたポップアップショップで、初めて実物を拝見しました。

私のファーストmikketaは、カラフルな糸が入ったアクリルボードSで、サイトの写真でも一目見た時から一番気に入っていたものです。その他の 実用性のあるものも魅力的でしたが、このアクリルボードにはもっとピュアな、mikketaの精神というか、ブランドテーマの様なものを感じました。もち ろん単純に見た目が美しかったことも大きな理由の一つですが、一つのプロダクトを購入したというより、アートピースを手に入れたような感覚に近かった記憶 があります。

 

3. 小ぶりなアクリルボードのオリジナルな使い方
(伊佐)神山さんは普段から自分なりのカスタマイズを加えて使うのがお好きとのことですが、mikketa製品のもうちょっとここがこうだったら、とかここが良かったなど、お使いになられて感じたことがあればぜひ教えてください。

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はじめに購入したアクリルボードは、元々コースターやちょっとしたお菓子を置くプレートの様に使おうと思っていました。なので背面の(壁掛け用の) 金具を見つけた時にはどうしようかなと思いました。結局諦めきれず金具を無理やり外して、コースターとして使っていますが、そういう人は少数派かもしれま せんね。確かに包装を開ける前では、このボードは壁掛けなのか敷きものなのか、分かりにくいところはありました。

(伊佐)コースターとして使いたいという声は確かに当時からいただいていました。

ただ、モノの用途が限定されないところはmikketa製品の良い所だと思います。使う人の想像を掻き立てるというか、どんな風に使っても「結局あ り」な感じに収まるというか。オリジナリティがありながらも、生活の様々なシーンですんなりと馴染む様な感じがします。mikketa製品が持つ、どこか 懐かしさを感じさせるムードがそう思わせるんですかね。

またアクリルボードと同様、色とりどりの糸がミックスされたボックスは、ネイルグッズ用のケースとして重宝しています。程よい大きさでしっかりして いて、かつシンプルすぎず主張しすぎず…そんな可愛い箱がずっと欲しかったので。ボックスはいくつか重ねてもすっきり見えるので、細々したものの収納には ぴったりでした。

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(mikketaボックスは高さのあるネイルグッズもすっきり収まります)

 

4. 「発見」とは、「工夫」した後に見えるもの
(伊佐) mikketaは「mikke(発見)して+α(工夫)する」というプロセスを大事にしています。
神山さんは普段の仕事や生活の中で、どのような発見や工夫を大切にされていますか?

インスピレーション源はボツになったクズ編み地だったり、機械の準備段階で編むテスト編み地だったりします。これを密かにキープしておいて、大ベテ ランの先輩方に相談しながら自分なりにアレンジを加えたりするのですが、たとえそこでアイデアがボツになったとしても、実験することで自分が扱った編み方 や素材に対しての理解が深まるんですね。次はこうしてみよう、ああしてみよう、と次々アイデアが出てきます。

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(カラフルなテスト編み地の数々)

例えば、私が今着ているジャケットについているフリンジ部分。これはニットツイードの「耳(みみ)」からアイデアが広がりました。耳とは布地の端の 部分のことで、幅はだいたい5mm〜1cmくらい、通常はカットされて捨てられてしまう部分です。メインのテキスタイルに支障さえなければ、本来デザイン 性は必要のないものです。

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(ユニークなフリンジ部分)

ある企画でニットツイードを編んでいて、その時の耳は、生地を編みやすく、かつおさまりよくする機能のためだけものでした。でも私は個人的に、その 「耳」部分のデザインがとても気に入って、これを洋服に取り入れたら面白いんじゃないかと思ったんです。そこからいかに製品に落としこむかの試行錯誤が始 まりました。何度もボツになったんですが、最後に製品になったものを見た時は嬉しかったですね。

(伊佐)素晴らしいチャレンジ精神ですね!

あれ?と思ったらとりあえず試してみる、可能な限り形にしてみる。出来るだけ自分で「体感する」事を大切にしています。そのチャレンジの過程の中で 自分が感じた事も、次の工夫のための大きなヒントになると思うので。私にとって「発見」とは、「工夫」した後に見えるものなんだと思います。

(伊佐)ところで神山さんは山形のご出身ではないですよね?学生時代はロンドンでニットを学ばれていましたが、帰国後に山形の工場に飛び込もうと思ったきっかけは何だったんでしょうか?

実は入社するまでは山形には行ったこともありませんでしたし、自分が山形に行くなんて夢にも思っていませんでした。ロンドンではロンドン・カレッ ジ・オブ・ファッションという学校でニットウエアを中心にファッションデザインを学び、卒業後も2年間フリーランスとしてニットウエアデザインに関わる仕 事をしていました。

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(神山さんの卒業制作コレクションの一部)

当時はこのままロンドンに残ってやっていくのかなと漠然と考えていたのですが、その一方で日本でのものづくりにも興味を持っていました。一度海外に 出てみてさらに痛感しましたが、日本のものづくりのレベルは世界から見ても本当に高い。そんな時にちょうど友人がCoohemの事を教えてくれたんです。 まさに「みっけた!!」という感じでしたね(笑)さすがニット工場のブランドだけあって、ディテールへのこだわりがすごいし、強烈なオリジナリティがあ る。ニット屋だからできるニット、この会社だからできる製品、というところが魅力的でした。今後もどんどん国内外に向けて良いものづくりを山形から発信し ていきたいですね。

 

5.エピローグ
インタビュー当日も着られていた、カラフルなニットツイードジャケットがとても良くお似合いだった神山さん。持ち物もいたる所に彼女らしさが溢れていました。mikketaグッズもとても上手く活用されていて、その使い方にはこちらが感心させられるほどでした。

今回のインタビューや商品に対するご意見・ご感想がありましたら、ぜひ hello@mikketa.jpまでご連絡ください。あなたのmikketaの使い方、お待ちしています!

今回インタビューでお話いただきましたアイテム

Board S / ボード S
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ボードSレッド ボードSピンク ボードSグリーン

Storage Box /3.0/1.5/1.0 /ボックス /3.0/1.5/1.0
詳細はこちら

3.0箱 1.5箱 1.0箱

 

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